伊勢原市 Ｔ．Ｓ（５５歳 ＯＬ）
今回、修行に来る前は不安で不安でなりませんでした。お上人や奥様には、夜な夜な、電話で悩みを聞いていただき迷惑をかけておりました。三日体験修行に当たっては、女一人で行き方が分からず困っていたところ、伊勢原まで迎えに来て頂き、厚く厚くお礼を申し上げ、感謝の心でいっぱいです。
今回の体験で、自分なりに得たものは、修行中に、お上人さんから、個人的に『心の在り方』について指導を受け、いかに人を傷つけ身勝手な自分であったか、罪の深さや自分が無能で、頭の中は小学生以下のレベルしかないと思い知らされました。今の歳になるまで、世間で言う『愛人生活』、体だけ男を求め、本妻や彼が次々に作る別の愛人達への、嫉妬・憎悪などとんでもないデタラメな生き方をしてきた事を、情けなく悲しく思いました。
残り少ない人生を、一日一日を大切に生き抜くこと、また、周囲の人達に対して感謝の心を持って一生懸命に心を入れ替えて働きたいと思います。まずは、自分の心のあり方から直す様努力していこうと決心致しました。
私は、いままで、あれこれと考え事をしてなかなか眠られず、早起した事がありませんでした。ここでは、５時頃になると小鳥やウグイスが鳴き始め、目覚めが気持ちよかったです。境内清掃、朝勤等々就寝迄、今までの自分の行き方や考えの間違いを反省できる充実した三日間でした。
大きな声で、唱題行をしている時、自分自身の腹にあるクサクサした気持ちが、自然になくなっていると感じました。不思議な気がしました。今回の体験修行のカリキュラムについては、私にとって、とても良い時間割と思いました。また、毎回、読経が終わる度に、お上人様が、参詣者の皆様のご祈願や、体験修行者全員の先祖を読み上げて回向しているお姿にとてもありがたく感激しました。こんな静かな山奥のお寺に、ゴールデンウィークの連休も手伝ってか、参詣者の多いことに、チョツトびっくりしました。恐らく、この３日間で４、５万人の人達が訪れていたのではないかと感じました。次々に投げ込まれるお賽銭の音や、おみくじのカラカラ鳴る音がとても心地よく聞こえました。
これも一重に、毎日、これほどの供養や回向をしているお寺を見たことがありませんので、神様や仏様が、守られているお姿なのだろうと考えさせられました。
これも、お上人様と奥様の人柄の良さで、人が人を呼んでいる結果なのだと思いました。また、今回、とても素晴らしい人達と修行出来た事が、私の人生にとって、貴重でとても良い体験となりました。体験修行の皆様はとても明るく、物事を前向きに考えている人が多かった。私も、同じ様に、これから明るく幸せに人生を過ごしたいと思いました。頂いた、講義の資料を通して、仏様の教えを少しずつでも勉強したいと思っています。
最後に、ご指導くださった、お上人様、菊地先生、美味しい食事を作って下さった奥様、ありがとうございました。また、ご一緒に体験入門された皆様に、心から感謝申し上げます。また、益々、このお寺に訪れる参拝の方が増え、繁栄される事を願っています。これからも、お上人様には、ご指導をお願いすることと思いますので、宜しくお願いいたします。
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