東金市 Ｔ．Ａ（２７歳 会社経営）
私は、現在離婚を考えて、妻子と別居中です。祖母の紹介でこの体験修行を知り入行しました。私は、この３日間のわずかな時間の中で、自分自身の甘さをいやと言うほど思い知らされました。
今まで仕事の事を一番に考え、仕事を理由に妻や家庭の事から逃げていたのかもしれません。妻に対する思いやりや気使いが足りなかったと反省をしています。
今となっては遅いのですが、もっと気を使っていればこんな事にはならず、妻の態度も言葉使いも今とは違ったかもしれないと思います。自己中心的に生きてきた結果だと反省しています。今は、妻と子供に「申し訳ない」と、只それだけです。妻の実家の両親や兄弟にも、自分の我儘から幸せに出来なかったこと、今まで心配をかけたことのケジメとして、相手の両親の所へ行って素直な気持ちであやまって来ようと思っています。
今は、妻と二人の子供に、自分として幸せにしてやれず別れる事になってしまいました。これからは、今まで以上幸せになってもらいたいと思うし、できる事は力になってやりたいと思っている。
また、今回の件で、私の父親、母親代わりである祖父や祖母にも同様に心配をさせてしまい、すまないと思っています。また私達、夫婦が別れる事で、近所の噂などで嫌な時もあり、迷惑をかけてしまうことがあると思います。今まで、いろいろな人に迷惑をかけてきました。この度の体験三日行に参加をさせていただき、自分の気持ちを整理することが出来ました。
本来なら、結婚すれば、別れず一生一緒に生活できることが理想ですが、お上人に、自分のやっていることを見破られてしまい、私生活や会社での事に対して細かいご指導を受けたことは、大変役に立ちました。離婚に関して、今まで自分のしてきた事を水に流し一緒に暮らしても、妻の気持ちが変わる事はないと思う。何度か、一緒に生活をしてみて、お互いにガマンする事が出来ずにケンカし、別居を繰り返している現実を考えると、もう限界のような気がします。周囲の人達にはいろいろ陰口を言われるか分かりませんが、離婚する事が自分の中で一番良いと思っています。
会社の経営者たる者は、神仏や先祖に対する陰徳を積まなければ成り立っていかない事を教わりました。確かに、今の会長である祖父も、毎日、先祖に対してお経を上げているし、自分もこれからはしっかりと先祖に感謝の供養をしていきたいと思います。今回の修行で、人の上に立つとはどんなことなのか、お上人から厳しく注意を受けました。人の上に立つ者は率先して人の模範とならなければいけない、年齢が若いから何も言えないでは会社はなりたたなくなる、全ての責任が自分に降りかかることをこんこんと聞かされ、社員から『お飾り』として祭り上げられ、裏工作をされ、社長の権限を失墜させられている現状を考えると、ただ反省するだけでした。これからは、社長業と言う事を自覚して一からやり直すつもりでおります。仕事の面でも、『気』を充実させ大きな声を出して行こうと思います。
社員の良い所は誉め、注意する所はしっかり注意し、中途半端な考え方やものの言い方を直す。まず自分自身のはっきりした態度、生活環境、習慣を変えて行く事が一番先にしなくてはいけないと思いました。自分自身の生活改善を図った上で会社の事を考えて行こうと思う。自分から社員に朝の挨拶を大きな声でかけて行く、朝礼、夕礼の時、なるべく多くの社員がでる様に変えて行こうと思う。
そして、感謝の気持ちを、先祖や家族、また、社員やお客様に素直に言える様にして行きたいと思いました。まずは、自分自身の『甘さ』や『感情』をどのように考えればいいのか、心構えの大切さを教わりました。会社も「あそこの会社は不景気なのに凄いな」と言われる様にしたいです。
この度の体験修業で、個人的な悩みや生活習慣の基本や先祖供養の大切さを教わりました。
霊的なことはあまり信じる方ではありませんでしたが、この度の体験から、個人的に先祖の話を聞いて、あまりにもリアルに思い当たるところがあり、びっくりさせられました。形だけの供養では、お上人から「先祖が成仏していない」と言われても仕方のないことでした。今まで供養が足りなかったと反省し、これからは、自分でお経を読んで心から成仏を願っていきたいと思います。
生活習慣にしても、人の使い方、人の動かし方、自分の弱点等を教わり、凄く為になったと思います。自分の気持ちが少し楽になり、明るくやさしくなれたと思います。
今こうして作文を書いている間も、お参りに来る人たちで境内がにぎわっておりますが、夫婦や家族連れ、カップルが仲良さそうで羨ましいです。いつかまた、この体験修業に参加してみたいと思います。その時は、一生懸命、修行に打ち込みたいと思います。
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