草加市 Ｋ．Ｔ（２２歳 男性）
今日最後の夜です。この３日で、自分は、かなり強くなった気持ちがします。最初の時は、唱題行の時に、あんまり声が出なかったですけど最後の夜は、すごく声を上げました。この３日間で得たものは自分に忘れられない思い出になると思います。
この修業をして辛くてもその後がすごく気持ちが良い(つらい後は楽が来る)と思いました。そして一日一日がすごく長く感じました。
入る前は、自分の顔つきがだらけた顔をしていたけど３日たった時には、ひきしまった顔になっていました。３日で人間の顔つきが変わるとは、思ってもいませんでした。また３日で自分の気持ちもひきしまったと思います。
最初は、逃げ出したくなるほどつらかったです。２日目の朝に朝勤のお経となえてる時正座で足がとんでもなく硬くなっていました。最初の日の朝から自分には、すごくハードでした。たった３日と思っていましたがその朝、長い３日間になりそうだと思いました。そして本堂の掃除をして朝食をとりました。ご飯がすごくおいしく思いました。
その時、自分は、ご飯の有難味が身にしみて分かりました。本堂で一人で考えているとすごく孤独でした。しかし一人で考えているといろいろな過去や未来のことがいろいろ見えてくるような気がしました。
そして夜の唱題行は、喉が痛くなるまで声をあげました。唱題行は、２日たっても慣れませんでした。でも声を出すことで気持ちがすっきりしました。それは、何とも言ないすっきり間でした。そしてお上人さんの話は、すごくタメになりました。
その中でも「中道」これは、ちょうど真中という意味ではなく、その時々の真理の条件、立場に合った。最善の方法見方や考え方ということがすごく印象深かったです。
その他にも「人間に生まれて罪を感じることもある」ということを聞きました。人に生まれた以上、生きているものを口にして自分が生きていること。もしも、自分が生まれ変わったら何になるかわからないという話しを聞いた時、自分が今生きていることにすごく感謝の気持や感動させられました。
そして、すごく勇気ずけられました。そして何の生涯もなく生まれてきたことが、すごく幸せに思いました。また神様は、本当にいるんだと思いました。だから自分は家に帰ったら仏壇を、掃除してきれいにし、自分の部屋もきれいにしようかと思います。毎日の積み重ねと日々の努力が神様は見ているのだと思いました。
お経も少し読めるようになったので仏壇の前で読みたいと思います。三日目は晴れたので山の草刈をしました。ずっと雨だったせいもあり、すごく気持ちがよくて休憩時間は外で休んでいました。
３日目になって自分は、こう思いました。薬物の依存で修行に来たのですが、その他に、欲がいろいろありすぎる自分であったことをフト思いました。
薬物は、もちろんのこと悪友や自分がだらしなかったことに全ての責任があります。これからはどんなことがあっても立ち切ります。今までの見てこなかった自分を振り返った時、家族や友人にすごく迷わくをかけてきたと思いました。
それから、まだ決めていないのですが目標を持てば、人生が充実してゆくのだと思いました。今まで、目標がなかったのですが下山したらやりたいことをゆっくりと探してゆきます。
今までは、薬物を目前にしたらすぐやってしまったのですが今の自分は、薬物を目にしてもやらないと思います。なぜなら、この修行で色々な欲をおさえることができたからです。今までの自分に出きなかった事が今ここでできたと思いました。
たった３日間かもしれませんけど自分にとっては、かなりウエイトの大きな人生の３日間になりました。今まで薬物中毒だった自分が本当に信じられないくらい、大きな自信がつきました。そして一番うれしく思ったことは先祖の供養をしてもらってすごく自信につながりました。。この自信をいい意味でこれからも大きくしてゆきます。それから家系図を調べて、先祖供養をしに来ます。その時は、妹も連れて来たいと思います。この３日間、毎日、先祖の供養をしていただきありがとうございます。下山しても頑張っていきます。本当にありがとうございました。
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