Ｍ．Ｏ（女性）
私が今回ここに来た理由は、自分の友達への不信感や自分勝手な友達への想いを問いただしたかったからです。ここに来るまでは私の考え方は間違っていないと思っていたのですが、ここに来てこの問題にあまり執着しすぐていて逆にその事が問題だということを気付かせてもらいました。今まで私は自分や友達に完璧を求めすぎていたと実感しました。それにすぐ暗い方へと気持ちを持っていってしまうということも分りました。私の場合、一つの考え方に固執しがちで余計に気持ちをうまく切り換えることが出来ませんでした。住職さんに「こういう悩みを持っててはいかんな。こういう人はうつ病になりやすい。」と言われた時は本当に不安になってしまい焦りました。「若い内ならまだ気持ちを変えるのは簡単だ。」と言われた時は一瞬ほっとしましたが、私の中には、「人はそんな簡単に変わらない。急に変わったら変だし無理して変わる必要なんてないんじゃないだろうか。自分を押し殺してまで生きる価値は本当にあるのだろうか」という考え方にその時はまだ捉われていたので、不安は取り除けれませんでした。この時住職さんに「あなたはある意味で自分にすごく自信をもっている。」と言われ「えぇ！」と思いました。今までは自分自信がないからこういう考え方をしているもんだと思いこんでいたのに自信を持っていると言われた時は泣きそうなぐらいの衝撃が自分の中では自分は中心にいて、よく考えてみると友達の輪の中では自分は中心にいて話をしていたと考える方でした。でも実際はそこまで中心となって話していない気もします。ここでまたすぐに暗い考え方をしてしまいそうな私ですが、一息ついていろんな角度から考えてみると、私が中心の時もあれば中心じゃない時もあるという事、は他の友達もいつも中心にいるわけじゃない！ただ私の場合は自分が中心じゃないとすぐねたんでしまい、「どうせ私なんか」という言葉が頭の中にすぐ出てきてしまう人間だっただけでこれは本当に自分勝手な人間だと本当におもいました。振り返ってみれば、友達によく「一人で勝手に怒ってるんだもん。」と言われていました。この時はまだ自分の間違った考えに気づいていなかったので、「あんたが私を怒らせてるんでしょ！私をのけ者にして！」と心の中でスネていましたが落ち着いて考えてみると本当に小さな事で私はすぐに怒ってたんだな、とよく分りました。今までの私とずっと友達でいてくれる友達に感謝しなければいけないな、と思います。一つの考え方に捉われすぎていた私とサヨナラです。私はさっき自分の気持ちを押し殺してしまい生きる価値はあるのだろうか、と自分の気持ちを変える事に対して抱いていましたが、今は気持ちを変えるということは、押し殺すのではなくて自分自身を解放すると言う事なのではないかな、と思います。これは私の場合だけかもしれませんが、一つの物に捉われて考えていた私は本当に世界が小さかったと思います。気持ちを変える事によって小さかった世界が大きな世界に変わっていく。これは私の中ではけっこうすごい事です。こういう風に考えられるようになったのもここに来たおかげだと思います。お経を読む回数が増えるにつれてだんだん心が軽くなっていきました。
三日目にしてだいぶ軽くなってきています。二日目の時まだ私はいつも頭の中によぎってしまう「私だけのけ者だ」という考えに捉しまいました。こんな気持ちにまたなってしまって、すごく嫌で直さなきゃと思って頑張ろうとしましたが、うまく笑顔がつくれませんでした。なので二日目の夕勤、唱題行、読経はこの気持ちがどっか飛んでいきますように、と念じながらお経を読みました。不思議とまた気持ちが軽くなって、この修行を楽しむことができました。お経のおかげもあると思いますが、一つ乗り越えられたという自信少しつきました。まだお経なしじゃ気持ちを変えられないかもしれないので住職さんに二日目の夜に言われたように、捉われそうになったらすぐ手を合わせて「お願いします」と自分自身を落ち着かせようと思います。
間違った所にある完璧な自信を、自分自身の魅力となるような自信に移動させていきたいです。捉われていた自分の気持ちを解放させてあげればきっとつながっていくと私は信じて生きていきます。うまくリラックスさせるということも、もっと自然に出来るようになっていけたらいいと、思います。直さなきゃ、直さなきゃと逆にまた捉われないようにもしたいです。
ここに来て本当によかったと思います。ただ心配なのは、この気持ちを帰ってから忘れてしまわないだろうかということです。気を張ってないと忘れそうな気がします。でもそんな事考えていたら逆戻りだし、こういう風に考えている自体がハッと考えると捉われ始めてるよな気がします。こういう時は一息ついて「気楽に。」をモットーに頑張っていきたいと思いました。
後は今まで自分の気持ちを抑えていた時が多かったので、もっとイキイキと自分の気持ちを親にも友達にも先生にもいえたらいいと思います。
私は今まで口に出そうとして口を開いてもタイミングが悪いのか人と同時にしゃべるのが多かったり、声が小さかったりと気づかれない事が多くてこれを恥ずかしいという想いに捉われていました。それで押し黙ってしまう事が多くなってしまいました。この事も恥ずかしいなんて言葉に捉われずに流れという事もあるし、本当に気づかないとかいろいろ理由があっての事なのだから、自分も相手も攻めないで流れにそってうまく人と話せるよに積極的に人間と関わっていきたいと思います。これを機にこういう事も変化していったらいいと思います。
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